先日、友人主催のイベントに参加しました☆
普段、記者をしている友人が
自分自身の抽象的な価値観を表現する、
という斬新かつ素敵な内容でした。
会場もステキ!
テーマは
ワンピース、着物、スカーフ、ウイスキー。
これらをトーク、デジタルアート、朗読、試飲を通して表現する。。。
想像できますか?
彼女の歴史と感謝が詰まった、
あたたかさを感じ、
それでいて輝く未来を確信しました♡
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音楽や芸術以外にも、
表現方法は限りなくあります。
あなたは、「自分の価値観」を
どのように表現して生きていますか?
イベントで朗読された、
力強い詩をひとつご紹介します。
この詩は合唱曲にもなっており、
昔、中高の生徒たちの伴奏をしたことがあります。
学生でも、大人になっても、
いくつ歳を取っても、こんな気持ち
忘れたくないですね!
「わたしを束ねないで」 新川和江
わたしを束ねないで
あらせいとうの花のように
白い葱のように
束ねないでください わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂
わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください わたしは羽撃き
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音
わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちている
苦い潮 ふちのない水
わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐りきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風
わたしを区切らないで
,や・いくつかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩
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