ピアノを習うと頭が良くなる!?

に対して数々の反論も目にすることが

あるかも知れません。

それは家庭環境、親の収入や学歴といった

優位性です。

ピアノを習える家庭は・・・

【環境説】
・親の収入が高い
・環境が良い
・教育費もかけられる
・親が教育熱心

だから、子どもの頭が良くなるのでは???

【遺伝子説】
・高学歴の両親の子どもが多い
・親も音楽家などの遺伝子的な問題

だから、子どもの頭が良くなるのでは??

では、反対に環境に恵まれず

低収入・低学歴といった場合は

どうなのでしょう。

音楽は、親の収入・学歴・遺伝という

3つの優位性にも負けない影響力があったという

証明がなされました。


さて。こちらの映画を観られたことはありますか?


【ストーリー】
サンパウロ交響楽団のオーディションに落ちた
ヴァイオリニストのラエルチが紹介された仕事は
スラム街の学校での音楽教師。
5分たりとも静かにできない子どもたちに愕然とするが、
「ギャングがラエルチ先生の演奏に感動して銃をおろした」
と聞いた子供たちは音楽に興味を抱き
演奏に喜びを覚え始める。

そんな矢先、校長から
次の演奏会で最高の演奏ができなければ、
学校の存続は難しいと告げられる。
一世一代のステージにしようと張り切るラエルチと子供たちに、
思わぬ事件が待ち受けていた―。

映画『ストリートオーケストラ』

予告編

この映画の元となったのは

ベネズエラの音楽教育プロジェクト

「エル・システマ」。

エル・システマジャパン


私は、何年も前に、ユースオーケストラが来日した際に

生徒に教えてもらって知ったという。。。(笑)


こちらは育脳ピアノレッスンの教科書 川村まなみ先生の訳です。

YOLA: Seeing the World Beautifully Through Classical Music
ユース・オーケストラ・ロサンゼルス  

私はオーケストラで演奏している時が一番好きです。
自分と仲間が一緒になって
素晴らしい音楽を作り出せるからです。
その時には
明日の食べ物や今晩の宿題などの心配を忘れて、
自分が弾く一つ一つの音に集中して、
それぞれの音を通して物語を紡いでいきます。

 
違うハーモニーやメロディーが混ざり合うと、
自分一人では 日ごろ聞けない新しい音楽が生まれます。  

違う楽器が一緒に練習し演奏するという過程は
人生そのものではないかと思います。
 

自分が楽器を弾けるようになるだけでなく、
仲間と一緒に演奏したり
新しい友達ができるのは素晴らしいと思います。  


私達は、何もない所から来て
何もできないと思われているけど、
とても美しいものを創り出しています。

誰でも一生懸命努力して目標に向かって行けば、
私達のようにできると思います。  

クラシック音楽は、
私が知らなかった私を見つけさせてくれた。
また新しい視点をもくれました。
クラシック音楽の世界はとても美しく、
それゆえこの世界も美しいと思えます。
 

この文章の中にある、

『音を通して、物語を紡いでいく』

という表現はとっても好きです。

音楽は、音符も休符もハーモニーも含め

紡がれていくもの。

個人的なイメージなのですが。

一つの音の響きから、

ピアニストは、(おそらくオーケストラでも)

その次の音の音色も長さも決めて、

紡いでいく、感じが、しませんか?




違う楽器が一緒に練習し演奏するという過程は
人生そのものではないかと思います。

もう、この時点で、調和の世界を悟っている。




私達は、何もない所から来て
何もできないと思われているけど、
とても美しいものを創り出しています。


スラム街に生まれた子供たちが

音楽を通して自己肯定感もしっかり持っている。

私もそうですが、、、

スラム街もない、物質的に豊かなはずの日本でこそ

子供も大人もこの自己肯定感が低くて、

生きづらい思いをしていますね。



音楽があるから、世界が美しいと思える。

どんな子供だって、「生まれる」という

ミッションを達成してきた魂。

無限の可能性の塊なのだから

音楽が子どもに与える影響も無限にあります。


それほど素晴らしい音楽を

伝えていくお仕事も、素晴らしいなと感じます。


環境じゃなく、収入でも遺伝でもなく。

音楽があれば、 人生は変えられる!


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