先日、リサイタルが終わったところですが

その後すぐに室内楽のコンサートがあり

ご報告が遅くなりました。

スリルの後の!?心地よい疲労感と

電車で、徒歩で、

飛行機で!!!

駆けつけてくださったお客様への感謝でいっぱいです。

演奏は、やっぱり本番に

一番良いものをお届けできます!


必死で準備しながらも、

そうなるだろうと思っていましたが

今回はそれを確信しましたし、

自分が表現活動を以前とは違う「意図を持って」

できるようになっていることを

再確認できたことも、大きな収穫でした。

どんなに練習を重ねても。

一回の本番が、一番の成長。

遠くから、そして会場で応援くださった方々、

ありがとうございました!


今回、弾いたベートーヴェンのソナタ

「ワルトシュタイン」は

主催側からのリクエスト。

コンサートのコンセプトは、

レオニード・クロイツァーの校訂版を

使用することでした。


クロイツアー版を使った印象は。。。

まず、クロイツアー版はこちら↓

私が手に持っている楽譜です。


クロイツァーサロンのクロイツァー凉子先生と。


私の先生にお借りしたものです。


書いてあることで主なことは

アクセント(大小ある)
テヌート
ペダル指示
フレーズは「」で表示
表情記号などの楽語表記


これらが結構細かくて、

とくにテヌートは普通は

音をよく保つようにつけられるものですが

クロイツアー版では

モティーフの重心を明確にするという意図

使われています。


ですから、テヌートがあったら

そのモティーフの中でここに重心を持ってくる、

それが分かるように弾く、という作業が必要になります。

アクセントにしても、大きさも大小あり、

はっきり聴かせたいから付いている場合と、

そのまま弾くと、もぐってしまいがちな音に

それを避けるためにつけてあるのかな?

と思えるものがありました。


ペダリングはピアノの変遷に合わせた指示で、

すごく細かく、こだわりがあります。


今回は、私は「ワルトシュタイン」は新曲でした。
(ちなみにリストも。。。)

初めての曲をクロイツァー版で弾くという機会を得て

敢えてこの版しか利用しませんでした⭐︎

その点では、クロイツァー氏の解釈を

演奏に反映できたかな?


ベートーヴェンのソナタは

ヘンレ版などのUrtext (原典版)も

よく使われますが、

今回のような校訂版も、興味深い。

より早く、楽譜の奥にある

ベートーヴェンが伝えたかった音楽が見えてくる、

わかってくる感じがしました。

その校訂の意図を汲めるのであれば、

校訂版はとても有効^_^

校訂を複数比べてみるのも、とっても面白いです!


そして

後半に演奏したリストの

巡礼の年第1年『スイス』(全9曲)は、本当に奥深い。

一曲ごとのエピソードや、当時リストが置かれた環境、

出版までの経緯、歴史的な背景を考えても、

底なしくらいに深〜い世界です。


いずれ、再び全曲を演奏したいと思っています。

(ちょっと熟成が必要。。。)


この『スイス』の中に

「オーベルマンの谷」という大曲があるのですが

この曲は、セナンクール(フランスの作家)の

「オーベルマン 」という小説に由来していまして。


曲の冒頭に、「オーベルマン」からの引用で

こんな一節が記されています。


「私は何を望むのか?私は何者なのか?

自然に何を望み得るか?・・・」



これから少し時間をかけて、

再度、もとい、再再々度、くらいになりますが

自分自身のことを今一度、深掘りしていこうと思います。

演奏のことでいっぱいになっていた頭も、夏休み。


落ち着いて時間をとって

自分が何者なのか。

自分の使命とは何か。

何のために生まれて、何のために生きるのか。

そんなところをより具体的に、明確にしていきます。

演奏に活かし、

レッスンに、ライフコーチングに活かし

もっともっと自分の人生を生きるために。



それでは。


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