ピアノレッスンとコーチング

 

テニスの錦織選手も、
フィギュアスケートの真央ちゃんも、
マラソン選手も水泳選手も
結果を出して世界に羽ばたく人には
実力あるコーチがついていますよね。

私はピア二ストやピアノ講師としても活動していますが
演奏家としての私にも、素晴らしい、
感謝してもしきれない「コーチ(恩師)」がいます。
本当に私は先生に恵まれてきて、
いやはや、もう何十年のお付き合いです(^^)

例えば一つのお稽古事を
何人かの先生に習った経験のある人は
わかると思いますが

ピアノの先生にも、

とことん厳しいタイプ
一緒に楽しみましょうタイプ
引っ張っていくタイプ
底から持ち上げるタイプ

色々なタイプがあります。

そして私は、お稽古事の先生はすべて

技術を「教える(ティーチング)」だけでなく、

礼儀、
普段の心の持ち方、
大事な場面までの気持ちの持って行き方、
練習の仕方、
練習の習慣付け
(習うのが小さいお子様の場合は)保護者がどうあるべきか

等、総合的に「コーチング」していると
思っています。

そして、私が小学生の時からお世話になっている恩師は、
レッスンでも「コーチング」色の強い先生でした。

「こう書いてあるからこう弾きなさい」

ではなく、

「ここのpの意味は何かしら?」

「ここ、あなたはどう弾きたいの?」

「今、何を思って弾いてたの?」

「私はこう考えるけれども、どうかしら?」

と、(合間に技術的なアドバイスはあるにしても)
ゼロから一緒に曲を作っていきます。

曲を作る、というのは、
その曲をどう弾くかを細かく決めていくということです。

この方法で、言われるままに弾くよりも
圧倒的に考え、発見し、楽しく、
次に新しい曲に取り組むときには、
そのやり方を思い出して
自分なりに仕上げる力が自然と、ついてきます。

と、このような先生について来ましたので、
私が生徒にレッスンするときも
そのスタイルは似ています。

まずテキスト(楽譜)ありき。
そこから作曲者の意図を読み取り、
解釈し、表現していく。。。
この作業が自分でできなければ
ピアニストにはなれません。

言われるままに弾ける(弾けた)、
指がよく動く、
音を鳴らす、、、

これは音楽ではありません。

演奏を通して伝えたいこと、
自分の「言葉=音楽」が、
演奏家にはあります。

どうしたいの?
どうなりたいの?

20年近いピアノ教育経験の中で、
自然に、コーチングをしていたと思います。

因みに、プライベートの生徒さんでは、
レッスン時間の半分程が

音楽の話
学校の話
家庭でのこと
バイト
進路

雑談

で、終わることもあります(笑)

レッスンに集中できない時には
何か原因があり
ピアノを弾くことよりも、
その時、その生徒に、それが必要だからです。

レッスン代を払っているのだから、
きっちり〇〇分は絶対に!!
ピアノを弾かせてください!!

という人は事前に申し出てくださいね(笑)

後半は、
ライフコーチングについてです。