コンクールでも発表会でも

コンサートに行っても

感じることなのですが

同じピアノを弾いているのに

奏者によって全く音色が違いますよね

もちろん、年齢も、体の大きさも


体重も、弾き方も、

指の長さも太さも強さも

普段弾いているピアノだって

様々ですから

当たり前と言えば当たり前なのですが!


でも、究極のところは、その人が

出そうとしている音が違う

のだと思います。

その時、その大切な音を弾くとき、

どんな音をイメージしているか

そのイメージが違う、ということです。

ちなみに音色には、好みはあっても

正解・不正解はありません(^^)

そしてピアノは殊に、鍵盤を押せば

出したい音程は出ますから

そもそも

「弾けるようになる」ための練習では、

音色のことまでは

意識がいかないのかも知れません。


音楽でも、人生でも同じですが

観念が先なのです!

イメージ、と言っても良いと思います✨

音色って音の色ですから

絵を描く時と同じ。

大切な作品を作る時に、

輪郭だけ描いて、

あとはどんな色でもいいや

とはなりませんよね。

同じ赤を使うのだって

朱色、紅葉色、紅、

濃淡や色味まで含めたら

無限に選択肢があります。

イチゴとりんごでは

ニュアンスが変わりますね。

納得のいく赤をパレットで作ってから

キャンバスや紙に乗せるでしょう。

頭の中にない音楽は、

いくら音を鳴らしても出てこない。

観念が先で。

自分の演奏に、この音に

この音色が必要だと思うから

その音が出せる。

これは音色だけの話ではなくて

この速さで弾きたい、と思うから

その速さで指が動くようになる。

オクターブだって和音だって

掴めるようになるのです。

先生に言われたアドバイスを守ることも

練習して弾けるようになることも

必要なことですが、

大切なのは、音楽まるまる、

頭の中でイメージされていること。

魅力的な演奏には

その人がそれまで考えていた音楽が

今まさに、聴こえてきている、

という実感があります。

で、

こんな素敵な感性をもっている人なんだな〜

この音楽を表現するためにどれだけ準備したんだろう、

と、演奏だけでなく

その人そのものに好感を持つこともしばしば。

生徒さんの中で、

お家ではキーボードで練習しているのに、

レッスンのピアノでは

とっても綺麗な音色を

出す人がいるのです。

(ピアノを購入されたので、まもなく納品されるかな?)

きっと、頭、というか体の中の

音のイメージが、その音色で、

その響きなのだな〜と。

それでは、

そんな素敵な音色を出すために

音色をイメージするってどういうこと?

近いうちに、そんなトピックでもブログ

書いてみようかなと思っています。


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